ワクワクから育つ、子どもたちと大人たちへ

ワクワクから育つ、子どもたちと大人たちへ

私たちが子どもたちと関わるうえで、最も大切にしていることのひとつ。

それは、「自分で遊びきる力」と「ワクワクする気持ち」です。

子どもたちが自分なりの興味を見つけ、工夫し、夢中になって遊びきること。

その中で、「自分ってこんなことが好きなんだ」「もっとやってみたい」という感情が芽生え、やがて、自ら考えて行動する力が育まれていきます。

 現代における「自分がわからない」という感覚

世代を問わず、多くの人がこう感じています。

「何をしたらいいのか分からない」

「自分が本当に好きなことが見つからない」

「誰かの価値観に流されてしまう」

こうした感覚の背景には、子どもの頃の「自分で夢中になって遊びきった体験」が不足していたことが一因ではないかと考えています。


「自分で遊びきる」ことがないまま育つと、与えられたことだけをこなすクセがついたり、正解を求める思考が強くなったり、自分で考えたり、失敗しながら工夫することを恐れるようになる。そうして、「自分らしさ」や「やりたいこと」が、わからなくなってしまうのです。


ワクワクを追いかけて、

「私は何だろう?」を哲学しておこう!

子ども時代にこそ、「私は何だろう?」という問いを持つことが大切です。

一見、無駄に思えることでも、心が動いたならやってみる。楽しさや喜びは、正解の先にあるのではなく、「やってみた」その先にこそあるのだと思います。そこから見えてくる世界こそが、その人の人生の土台となり、本当の意味での「自立」や「自分らしさ」へとつながっていくのです。

子ども時代に「自分でとことん遊ぶ」ことの大切さ。

「遊ぶ」とは、決して“ただの暇つぶし”ではありません。

どうしたら面白くなるかを自分で考える力。

誰かと関わりながらルールをつくる対話と協働。

思い通りにいかなくても、やってみようとする挑戦と工夫。

遊びきること」は、まさに生きる力の土台です。

大人が「これをしなさい」「こうしたほうがいいよ」と導きすぎると、その土台が育たないままになってしまいます。むしろ、失敗も退屈も含めて、「自分でなんとかしよう」とする過程こそが大切なのです。

何もない時間、退屈な日、うまくいかなかった経験...。

そうした時間を、自分なりにどう楽しむか、どう工夫するか。それをくり返すことこそが、

「自分で人生を選べる力」へとつながっていくと、私たちは信じています。

遊びきったその先に、「自分って、こんなことが好きなんだ」が見えてくるのです。


大人たちも、ワクワクする存在でありたい

放課後等デイサービス亀岡うりずんの森/LABOでは、子どもたちだけでなく、私たちスタッフ自身もワクワクしながら働くことを大切にしています。


「仲良く・協力し合って・ワクワクする」。

この空気があるからこそ、スタッフ同士が自然にアイデアを出し合い、支え合える。

そしてその雰囲気こそが、子どもたちにとっての「安心できる」「刺激に満ちた」「自分を表現できる場所」になります。


「こんなことしてみたい」

「この子と、こんな経験をしてみたい」

そんな気持ちが自然とあふれる職場こそが、子どもたちにとっての「心が育つ居場所」になると、私たちは信じています。



 最後に...

子どもも大人も、正解のない時間の中で育ち合い、成長していきます。

放課後等デイサービス亀岡うりずんの森/LABOは、子どもたちの育ちに寄り添いながら、地域の皆さまとともに、「自分らしさを大切にできる社会」を育んでいきたいと考えています。どうぞ、今後とも温かく見守っていただけますと幸いです。


最近、あなたはワクワクしていますか?

まずは自分の中にある「楽しい」や「なんか好きかも」の芽を見つけてあげること。

その芽は、やがて強く根を張り、自分の人生を生きる力になっていきます。

だからこそ、大人も子どもも、考えてみてください。

「最近、ワクワクしてる?」

「どんなことに、心が動いてる?」

日々の忙しさに流されそうになるけれど、その中にある小さなワクワクを、見逃さずに拾っていきましょう。私たちは、子どもたちのワクワクを支える仕事をしています。だからこそ、まずは私たち自身がワクワクすることを大切にしたい。

「これ、ちょっとやってみたいな」

「子どもたちと、こんなことができたら面白そう」

そんな気持ちが芽生えたときは、ぜひ口に出してください。

そして、一緒に実現していきましょう!!


利他の心が、チームの絆を深め、歩む道を照らしてくれる。

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